名無し大学院生の独り言

暇を持て余した名もなき暇人大学院生が、普段思っている何気ないことを文章にして暇を潰すブログです。つまりは大学院生の雑記ブログってやつ。

鬼滅の刃はなぜこんなにヒットしているのか。圧倒的主観で考えてみた。

今、社会現象を巻き起こしている鬼滅の刃。漫画は累計発行部数1億部突破、上映中の映画は興行収入230億円を突破など、一世を風靡しています。

アニオタの僕自身もアニメを全話見て、映画館にも足を運び、漫画も最新刊まで持ってます。とても良い作品です。

ただ、少しだけ思うところがあります。

こんなに売れるほどか?

と。

いや、めっちゃ面白いんですよ?ただ、正直もっと面白い作品はいっぱいあると思うんです。これは、アニオタの多くが感じていることではあると思います。

なので今回は、なぜこんなに鬼滅の刃がヒットしたのか、その理由を考えてみました。圧倒的主観の意見になると思いますので、「ふーん、あっそ」くらいの感じで見てください。

 

理由1:シンプルかつ王道で分かりやすいストーリー

鬼滅の刃は、鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹禰豆子も鬼にされてしまった主人公、炭次郎が、妹を人間に戻す方法を探すため、そして家族の敵を討つため、鬼狩りとしての道を歩んでいく物語です。

細かい設定に独自性はありますが、基本的には敵のボスを倒すのを目標とした王道を行くストーリーです。やっぱり設定や目標は分かりやすいほうが万人受けしますし、面白さも伝わりやすいですよね。

また、壮大な伏線やどんでん返しもなく、割とシンプルな仕上がりとなっています。正直、これはあった方が面白いと思いますし、この点が鬼滅の刃大ヒットに疑問を持つ方の一番大きな要因だと思います。しかし、「大ヒットする作品」として考えると、これくらいの方がよいのです。

大ヒットするということは、それだけ大勢の方が手にとるということです。となると、あまり難しい内容を理解できない子供や、普段アニメを見ず、複雑な構成を嫌う人たちにも楽しんでもらわなければなりません。

オタクからすると面白さ一凸の方が良いのかもしれませんが、どっちにしろオタクは見ます。よってそういった層を囲める、分かりやすくて面白い王道な作品の方がヒットするのではないでしょうか。

 

理由2:愛嬌のあるキャラクター

正直この理由が最も大きな要因だと考えています。

鬼滅の刃は鬼と対峙し切り殺す、なかなか物騒な内容ですが、キャラクターのデザインが可愛く、掛け合いもほっこりとする内容の場面が多くあります。これにより、本筋の殺伐とした雰囲気を和ませ、全体的にマイルドな仕上がりとなっています。

このおかげで、普段こういったジャンルとは縁のない小さな子供や女性にも手が出しやすく、幅の広い層に愛されているのではないでしょうか。

可愛いは正義。そういうことです。

 

理由3:圧倒的アニメの作画力

このアニメは、制作者側の熱意と気合を感じる非常に高クオリティな作画も魅力の一つです。鬼滅の刃が大ヒットしたきっかけはやはりアニメですから、この要因も大きいと思います。

これに関しては、「もっとすごい作品はいっぱいある」と言いたい方もいると思います。しかし、理由1.2をバランスよく兼ね備え、話題を呼んだうえでのこのクオリティはなかなかありません。比較対象のない、普段アニメを見ない層に「このアニメ凄いな」と思わせるには十分なのです。目の肥えた我々がどうこう言っても知ったこっちゃないんです。

 

理由4:大衆心理によるさらなる人気向上

最終的にはやっぱりこれだと思います。理由1.2.3によって名前が売れ、人気になったことで、「これは面白いものだ」という大衆心理が働き、瞬く間に人気が拡大しているのではないでしょうか。これは、ヒット作の多くに当てはまることです。

しかし、内容が良くなければこれほどヒットもしないと思いますので、やはり地力があっての大ヒットなのでしょう。

 

結論・まとめ

ここまでの理由を総合し、結論を言わせてもらうと、「ストーリー、キャラクター、作画などすべての要素が、幅広い層にアプローチをかけられるバランスの取れた作品であり、大衆心理を受け止めるだけの地力をもった水準の高い作品であるから」です。

面白さや作画の派手さなどに一凸した玄人向けの作品よりも、様々な要素でより多くの人を取り込めるオールラウンダーのような作品の方がヒットするということですね。

ネットの世界には鬼滅信者の子供や、逆に一方的に批判するオタクなどが多くいると思います。両者とも間違っているとは一概に言えませんが、そういった方々がこの素晴らしい作品の人気を下げてしまうのはいたたまれないので、この記事で少しでも減ってくれると有難いですね。

あと、鬼滅の刃をみてアニメの魅力に気づいた方は、ぜひ多くの作品に触れ、アニオタの沼に足を突っ込んでください。

ではまた違う独り言で会いましょう。

(初めての普通の投稿でやけに真面目に書いてしまった…。ゆるゆるフリーダムなブログにする予定なのに…。)

 

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